Thursday, September 06, 2007

大嶺實清


読谷焼の中でも一番のお気に入りの陶芸家、大嶺實清さん。この日もギャラリーを訪ねると「おお、これから僕はジャズのコンサートに出かけるからね、ゆっくり見て行って」と、「勝手にコーヒーでも入れて飲んで」と、「ええ・・??」。「先生、欲しい物があるんですが!」と私。「勝手に持って言って」と先生。仮にも沖縄芸大の元学長という人物である。「先生、お金は?」 「その辺置いといて!じゃ行くね!」 「行ってらっしやいませ」 あれれ?。よくわからないうちに先生は出かけてしまい、兄貴と二人で「じゃコーヒーでも頂くか」と二人で勝手に入れて飲んだ。そのときのコーヒーがこれ。先生の代表的なカラー「ペルシャンブルー」が見事なC&S。先生の人柄といい、作品といい、魅力的過ぎです。ますます「大嶺實清」先生が好きになりました。


大嶺 實清(おおみね じっせい、1933年 - )は陶芸家、読谷村窯主宰、沖縄県立芸術大学元学長。
返還前の沖縄で小学校教師をした後、画家を志して京都へ。哲学者・舩山信一の影響を受け、立命館大学文学部哲学科に入学した。1961年に大学を卒業し、陶芸家への道を歩む。1971年、首里城北に「石嶺窯」を、1980年には「読谷村窯」を築いた。1986年に沖縄県立芸術大学が開学すると同時に教員となり、1997年に教授を退官した。
2002年から2003年にかけて、沖縄県立芸術大学学長を務めた。