Friday, June 06, 2008

日本民藝館「琉球の織物」


天気もよかったし、今週末で終わりだったので、日本民藝館の特別展「琉球の織物」を観て来た。昭和13年に念願かなって初めて沖縄を訪れた初代館長の「柳宗悦」氏(その後、昭和15年にかけて三度訪問)。その美しさに感銘を受け収集した織物(着物)の数々が展示されていた。19世紀から20世紀初頭にかけての美しい織物は色鮮やかで今見てもかなりセンスがいい。その後、沖縄は戦争で尊い人命とともに多くの文物もなくなってしまい、柳宗悦氏が持ち帰った一群の織物は、かけがえのない宝物になって「日本民藝館」に保存されています。現在でも「読谷山織」などは伝統工芸として残されていますが、非常に高価な物になっています。アレキサンダージラルド氏もメキシコ民藝の収集で有名でしたし、面白い物がまだまだ数多く世界にはありますね。今度、沖縄に行ったら織物に注目してみます。

日本民藝館:http://www.mingeikan.or.jp/
特別展「琉球の織物」は6月8日まで