Friday, May 16, 2008

Riki Clock


日本の巨匠、渡辺力さん。1911年生まれの現在97歳。そしてこの"Riki Clock"は2003年デザインされたもので、なんと氏が92歳のときにデザインしたもの。凄いです。日本のデザイン界を牽引してきた巨匠の渡辺力氏。何度かお会いした事がありますが、いつも優しい表情をされていて、暖かい方です。この"Riki Clock"も非常にシンプルで針の太さなどバランスが絶妙です。タンバリンなどの楽器製作専門の職人によって作られたと言われるプライウッドのボディはとても柔らかさを感じます。2007年には電波時計も発売され、CaseStudyShopでもベストセラーです。サイズはS,Lの2サイズ、デザインはタイポグラフが違う2種類あります。(電波時計はMサイズのみです)。日本の巨匠は凄いです。

渡辺力:1911年東京生まれ。1936年東京高等工芸学校木材工芸学科卒業後、ブルーノ タウトが 指導をしていた群馬県工芸所を経て、1949年渡辺力デザイン事務所を設立する。1952年ローコストの椅子 [ヒモイス] で注目を集める。1956年同事務所をQデザイナーズに改称し、渡辺優、松村勝男と共に スタートする。1957年 [トリイスツール] と [円形センターテーブル] がミラノトリエンナーレで金賞を受賞。1972年の日比谷第一生命のポール時計が代表作として広く親しまれている。現在も時計や家具などのデザイン監修を中心に、現役デザイナーとして活動を続けている。

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