アメリカ好きな私は「Made in USA」にこだわる。本来アメリカ製だった製品がどんどん「Made in China」になってしまった。だいたい90年代初頭から2000年ごろまでにアメリカ工場閉鎖で生産はほとんど中国へ移行した。特に衣料業界ではかなり見受けられた。賃金が安く、量産ができる中国。決して否定しているわけではないが、USA製の持つ、雰囲気や少し荒っぽい仕上げなど、その当時の技術が詰まっていて面白い。そんなところが言葉にい表せないが、USA製の良さだと思っている。量産なのに個体差があったり、物にストーリーがあるんですな。Eamesがデザインしたシェルチェア(FRP製)も現在は生産されていない。グラスファイバー素材が地球環境によくないという理由だ。確かに石油から作り出されるグラスファイバーはリサイクルが不可能である。燃えもしなければ、土にも返らない。だが物を大事に使うと言う姿勢で割れたりしない限り、修理し大事に使う「リユース」という精神で使うと環境に悪影響を与える物ではない。現在はポリプロピレン製で生産されているが(こちらはリサイクルできて環境に優しい)、どうも質感が好きではない。ちょっとした事だが全く違う物に見える。そこでやっぱり「Made in USA」となってしまうわけです。どんどんと少なくなってきているが、ここの違いだけでも気にしながら、物を探してみると面白い。
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