Sunday, December 09, 2007

"デニム"大戦モデル


私はかなりのデニム好きである。18歳の時ファッションの専門学校に通い、その同級生が古着屋でバイトをしていて、その時にビンテージデニムについてを教えてくれた。そこからかれこれ22年今でもデニムが好きで着続けている。そんなデニムでも時代によってはいろいろな歴史が垣間見れる。例えば同じリーバイスの501でも、40年代、50年代、60年代と流行と共にスタイルが変わり、履き方も違う。今回写真で紹介したのは40年代の通称"世界大戦モデル"だ。大戦モデル?デニムになぜ戦争が関係あるの?と思う人は多いと思うが、当時は戦争で物資が必要だったため、ボタンや糸など軍に供給を制限されていた、よってメーカーは工夫を凝らした製品作りを余儀なくされた。よって左側のリーバイスはペンキでステッチを表現し、ポケットはネルシャツに使われる生地を使用したりした。そして今では100万円近くする、ものすごく高価なビンテージとなってしまっている。(写真の物はレプリカ) 完璧な製品ではないのに皮肉な結果だ。しかし60年近く前の服がまだ現役で着れて、ファッションとしてもおかしくない"デニム"の存在は少し異常だ。だってそんな物聞いたことが無い。ファッション的には大体ダサくなったり、使えなくなったりするものだ。それがどの時代も普通にある存在。だから私は好きなのかもしれないな。たぶんこれからもっと好きになっていくだろう。  //20代の頃買った31インチを履くのにに四苦八苦する私。