日本の抽象彫刻のパイオニアの一人。植木茂さんは1935年ごろから一貫して抽象彫刻を作り続けた人物である。1950年代から60年代にかけては、アメリカン・アブストラクト展など海外で現代彫刻の代表として参加したり、1955年銀座松屋で開かれた「植木茂造形展」では、評論家達から「ゆうゆうとした美しさを示している」「フォルムの重厚さと素材の軽さが微妙なバランスを持っている」と絶賛された。そして鉄線の作品も有名で、このデザインをモチーフに我社の「Mid-century MODERN」では数年前に「植木茂展」を開きオリジナルの手ぬぐいを制作した。 この本は1987年に下関市立美術館にて行われた個展の図録である。
植木茂展 図録はMid-centuryMODERNで購入可能。
Mid-centuryMODERN : 03-3797-3700